人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

貰い物の人生でいい

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梅酒の梅を週末の夜にひとつ食べるのが最近のブームになっていた。
先日の夜に最後の一粒を食べて、ため息が出る。

https://www.evernote.com/l/ACaexKhXv1RJfaX8whFcpIFESk1LERmNB-MB/image.jpg



もともと梅を食べるという人ではない。
秋口くらいかな、友人の家に遊びに行かせてもらった時に、梅酒につけた梅を持って行きませんかと帰り際に言われたので、それならばもらいますと、タッパーに入るだけもらって行ったというわけ
台所に置いておいて、気付いた時に食べるってことをしていたんだけど、最近はその頻度が増えていた。

貰いものとかお土産って、あんまり断らないことにしている。
その理由のうちに、食い意地がすごいからとか、断れない性格だからということもあるっちゃあるのだけど、それ以上にあるときから、自分自身の好き嫌いやそれで作られてくる興味関心が、そうやって人から与えられたり施されたことで作られてきたなあという実感があったからだ。

「なんでそれを聴くようになったの?」という音楽の好みの質問をされたことがあって、イエモンを聴くようになったの母の影響で、アシュリー シンプソンズをなぜ聴くようになったのは姉の影響で、これを聴くようになったのは好きな女の子から紹介されて……って答えているうちに気づいたのは、自分の好み関心って自分がオリジナルに作ってきたと勘違いしてきたけど、大部分は自分の身の回りの人間から吸収してきたものや与えられたものだったんだなと気づいた。

だったら、と思った。
もらったものを無下に「要りません」なんて言わないで、受け入れたほうがけっこう楽しいことになるじゃないかと思った。
自分が欲しいものを手に取ること機会なんていくらでもあるんだから、他人から紹介されたものはまず楽しんで受け取ってみようと。
だめだったら、やめればいいのだから。

「自分を他人に決められる」
と書けば、特に最近の「好きなことして生きていく」時代にはねのけられちゃうのかもしれないけれど、自分がまっさらで何の跡もついていない板のような存在で、誰かのペンで字が書きつけられて、それによって自分の考え方が決まってくるとするなら。かつてジョンロックがそれを「タブララサ(白紙)」と言って、人は経験によって決まると考えたわけなんだけど、ぼくもそんなことを思う。

自分で梅を買ってきて漬けるのもいいなあなんてことを思い始め、Google先生に「梅酒 漬け方」なんて調べたりもする。
ちょうどぬか漬けとかキムチとか漬けたい欲があった。
貰い物は受け入れてみる。紹介されたら受け入れてみる。
選び抜かれたものを持つような時代だけれども、たまたま受け取った先の自分の生活にちょっとだけわくわくしてみる。

人生を、かっぽしよう。