人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

大切な気持ちほど伝わりづらくなっていきませんか?

プレゼントって苦手だ。

いつからか、花をあげるようになった。
とくに仕事の関係の方への記念日に。

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昨年は6、7回くらいプレゼントしたと思う。

日本人男性で花をプレゼントする人を調べたら、ある調査では70%近くはほとんどあげたことないか、まったくプレゼントしない。だった。

かく言うぼくも、あふれ出る気持ちから自然と花を渡していた、なんて、そんなイケメンな心で花をあげ始めたわけではない。

もともとはプレゼントが苦手なほうだ。
旅行に行ってもお土産なんてまぁ買わない。
彼女ができてもプレゼントを喜んで買わない。
プレゼントしたい気持ちはある。祝福の気持ちはある。
けど、プレゼントを選ぶことができない。

なんというか、いろんなことを考えてしまう。
身に付けるものをあげたら
「え、身に付けるの…やだ」
「なんかずっと一緒だよ的な…?キモチワルイ…」

かと言って食べ物だったらどうか。
「プレゼントに食べ物…?素っ気な…」
「あんまりこの味好きじゃないんだけど…まぁもらいものだからマズイって言えないし…」

こんな感じでずっとぐるぐる考えてしまう。
考えすぎなのだ。
そんなの分かっている。
けど、ついには思考停止してしまう。

ただ、贈りたい気持ちがあるぼくは、悩みに悩んだあげく、花を渡すことにした。

花だったら、身に付ける必要もない。食べる必要もない。

それでも、「え、花…え、キザ…え、自分何様…」みたいな言葉を想像し、すこし萎えたんだけど。

けっきょく何かを贈りたいという気持ちが勝って、花をあげた。

思いのほか、喜んでくれた。
この人、こんなに喜ぶんだ。
って思うくらい、喜んでもらえた。

なんだかそれが嬉しくて、それからというもの花をあげるようにした。

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花束を作ってもらうために店でお願いすることは
「お祝い用で」
「3,000円くらいの予算で」
「色はこういう色を中心に」
くらい。

毎回いろんな組み合わせがあるのが面白く、そのうち自分のほうが「今回はこの色、今回はあの色」と、楽しみになってきた。

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年をとるほどに思うのは、
「気持ちほど見えない」
ってことだ。
年をとるほどに色んなものに共感できるようになり、ちょっとのことで涙が出たりする。
なのに、年をとるほどに目に見えたものしか信じられず、記憶に残らなくなっていると思う。

花をあげることで思いを伝える文化が、さかのぼれば平安の源氏物語の頃まで行き着くというのも、納得できる。
「あなたを大切に思っている」という大事な気持ちすら、年とるほどに疑ってしまう自分がいる。

人生を、かっぽしよう。
想像力は目に見えるかたちにしないと。

有名人に拡散された話

別に特別AKBが好きなわけでも、小嶋陽菜さんが好きでもないのだけど
最近Youtubeを見漁っていて、素直にいいと思ったところを書いた。


これが小嶋陽菜さん本人に「いいね」された。
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最近のTwitterは自分がよく見ると人がいいねをした投稿が
「〇〇さんがいいねしました」というように、
自分のタイムラインに流れてくる。

結果的に、めちゃめちゃ拡散された。

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拡散された。やった。
という話が書きたいわけじゃなくて。

しがない会社員で青森の豪雪地帯に住む31歳独身男性がつぶやいたことが、
日本人の多くがその名前を知っている本人の目に止まるということだ。

実はこういうこと自体は以前にも何回かあった。
サラダ記念日で有名な俵万智さんとか。

だから、ぼくは「たかが自分の書くことくらい」
と思って有名人に向けた気持ちを害すことを書かない。
彼らはタイムラインをけっこう見ている。
自分の名前やら愛称やら著書名やら作品名で検索して。
そりゃそうだ。人間だもの、彼らだって。

ともすると
ぼくらはちょっと前の感覚で、有名人がまだ
ブラウン管の向こうの世界にいるかのような
あちらとこちらでガラス一枚隔たりあるかのように勘違いして
ネットの世界でも届かないと思い、気持ちを吐き散らかす。

でも、届いている。

SNSの登場で、以前よりもずっと悪口は人を殺してしまう時代になった。
韓国でも、つい最近芸能人が自殺をしたのだけれど、
一説によればSNSの痛ましいほどの書き込みだった。

誰かが問題を見つけるとそれをさらす。
それを誰かが拡散し、また拡散され、罵詈雑言を書き、雪だるま式に増える。
そういう正義の斧が振りかざされるのを見ない1年は、ない。

逆に、だ。
良いことだって、届く。
こんなにいい時代はないと思う。

昔は読んでるか読んでないか分からないファンレターを書いていた。
それが今は思った瞬間に本人に届けられるようになった。
こんなに奇跡のような世界に生きている。

言葉を届ける仕組みが早く大量に送れるようになったのだから、
ぼくらの誰かへの感謝や愛情を届けようとする気持ちも
より早く、より大きくなってもいいと思う。

それは身近な人、有名人、関わらず。

ちなみに、
拡散されたツイートにさらに多くの目に触れて欲しい情報をくっつけると
より多くの人に見てもらえるってんで
今ぼくがよく観ていて癒されている一人前食堂の紹介をしたら
これもやっぱり一年前食堂のまいさんご本人にいいねしてもらった。

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おかげで自分のブログを紹介するのを忘れており、
あわてて紹介したんですが、ぜんぜん見向きされませんでした。

人生を、かっぽしよう。
感謝や尊敬や愛情を伝えると、自分もそういう感情があふれる。ぴーす。