人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

「やりたいって自分で言ったのにできないなら、もう何にもやらせない」彼女の母親が言った。「ちょっと待って欲しい」僕は思った

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「あなたがやりたいと言ったのよ
 できないなら、もう何にもやらせないよ!」
お母さんが、結構な大きさの声で娘さんを怒っている。ファストフードチェーン店でのこと、


聞けば、習い事を自分でやると言ったのにも関わらず、うまく宿題がこなせないようなのです。


ぼくはこのとき、お母さんはむしろ喜ぶべきなのになぁと思いました。
それを言ってしまったら無気力な人になってしまう。

Hot chocolate with marshmallow, honey, and cinnamon
Hot chocolate with marshmallow, honey, and cinnamon / chatchavan


「『やりたい』けど『できない』」に怒ったら無気力な人になる

Roasting Marshmallows
Roasting Marshmallows / ninahale


与えられた宿題が出来ないなら、
「サボり」とみなして叱るべきと見がちです。

そして、それが自分からやりたいと手をあげたことなら、なおさら。
「やるって言ったのは、あなたでしょ」
と言いたくもなる。


けど、です。
よくよく考えると、そもそも、
「やりたい」と言うことと、「できるかどうか」はまた違う話。
やりたいと言ったからと言ってできるとは限らないし、
むしろできないこともよくある。



「やりたい」と「できる」は違うものなのに、
それを一緒くたにして叱られるとどうなるのか。

できなかったら怒られるんだから
本当にできそうなことにしか「やりたい」とは言わなくなる。



サボりたくてサボってるわけじゃないから

Yella Mella Macra
Yella Mella Macra / flattop341


「失敗してもいい、どんどんやれ」
できないことに恐れる人に対して
中にはそんな力強い言葉をかけてくれる人は多いのですが、
これも時と場合によるんですよね。


なぜかと言うと、
「失敗してもいい」と失敗してもフォローされる人は、
評価する側、例えば今回のお母さんのような人から見て、
明らかに頑張っているように見える人です。
その一方で、サボっているように見える人には、
「おい、お前ふざけんなよ」くらいの勢いで言う。


ただ、ここで考えたい。


人間サボっちゃうんですよ。誰しも。
けど、本当に「サボり」か?と考えてみると実はそうでもない。

「サボっちゃう」理由も人さまざまなんです。
どうにも手が動かないとか
他のことに時間を割いてしまっていたとか
次、何をやればいいのか分からないとか。
代表的な「サボり」の例に「逃避行動」がありますが
これは、取り組むべきことの結果を気にしてしまうために、ついつい取り組むことをやめてしまう行動。
試験勉強とかそうですよね。


だからサボっちゃう根本の理由を探るべきで、「怠け」っていう言葉では解決しちゃいけないわけです。




「できない」は一緒に成長するチャンス

Marshmallow toast
Marshmallow toast / tony_the_bald_eagle


ぼくは、浪人生や中高生を指導していて出した宿題ができていないと叱っていました。
最初のほうはそれができていないと、
「◯◯くんが宿題やらないと全然進まないんだからね」
と叱って次回はやってもらうようにしていました。


確かに生徒の中には、その方法でハッとして、自分に「何してんだ!」とムチ打つことができるタフな生徒もいましたが、そうではなく、結局できなくなっていく生徒も多いのが現実でした。
そして最悪の場合は「やってきました」と嘘をつき始める子どもも増えるんです。
叱られたくないから、叱られることを避け始めるんです。
嘘をつくことで。
そうすると、もはや回復の兆しすらありません。

だから考え直しました。
「そもそもこの子、最初はやる気あったんだから、わざとサボってるわけじゃないよな」
「じゃあ、できなかったら、一緒にやり方考えりゃ良くないか?」
「まずは、『できない』と言ってもらったほうがいいわけだ。隠されるよりも」

そう考えて、できない理由を一緒に考えるようになりました。
「夜ご飯食べると眠くなるんです」「じゃあご飯食べる前にやってみる?」
「家に帰ってくるとゲームしちゃって」「ゲーム前に3分」
「勉強する時間がなくて…」「勉強する時間をもう決めてしまおう」

もちろん、これだけですぐさまできるようにはなりませんでしたが、少しずつ、少しずつ状況は改善し、全然勉強しなかった子がするようになりました。


そうやって、できないときは「できない」と結果を言ってもらって、「じゃあ一緒に考えよう」と一緒にステップアップするチャンスにする。
隠されて、ついには逃げられるよりもよっぽど良い。


クッションになってあげたい

marshmallows
marshmallows / Joelk75


あのときのお母さんには、せっかく娘さんが「できない」と言ってきたんですから、まずは受け止めてあげて欲しいなと。
で、娘さんの何ができない理由になっているのかしっかり聞いてあげて、一緒に考えてあげて欲しかったんです。

「やっぱり相談してよかった。これからも相談したい」
そういうクッションになって欲しいなと思います。


だってそもそも「やりたい」と自分から言ってきたんですもん。
ちょっとくらいできなくても、前に進む意志を持ってもらいたいじゃないすか。
「どうした?できなかったか? んじゃ一緒に考えるか」って。



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