人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

空泥棒は、いない

エッセイ 民主主義
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空泥棒!
とは誰も言わないし、言えない。
空盗撮!
とも言わないし、言えない。

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きれいな空を見るたび、
そんなこと思ってシャッターをきる。


きれいな、きれいな、空を見ると
次の瞬間には
ある人はカメラを握っている。
ある人は口ずさんでいる。
ある人はペンを握る。


いつの時代も空はそんな場所だよなあと。
いや、ぼくだってそんな長く生きてないすけど。


地上には、色んな泥棒がいる。
キレイだな、と思って立ち入れば
そこは不法侵入になったり
カワイイな、と思って撮れば盗撮。
歩いているだけでけんか売られることもあるし。
迷惑ですよ、ほんと。


あっち行けば利益。
こっち行けば権利。
そっち行けば法律。


ぼくらが触れられる世界には
法や権利が張り巡らされている。


そういう性格もあって
村上春樹は小説『アフターダーク』の中で
法はタコみたいなもんだって書いていた。

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)


けど、空は。


空を撮っても
空を唄っても
空に手をかざしても
空泥棒とは誰も言わない。


だから悩んだとき苦しいとき辛いとき
いや、それ以外のときでも何気なく
ぼくらは空を見るんだろうって思うのです。


もしも。
もしも空に人が住んだら
ぼくらは空を見なくなるのかなって
思ってしまうのですよ。




本文で紹介した書籍

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)

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