人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

中身が大事だろ、の嘘

エッセイ コミュニケーション
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大学一年生の夏に、耳に穴を開けた。左耳に2個開けた。

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そんなことを言うと、驚く人もいます。「え、開けてたんですか」


ピアスは、ぼくのドレスコードとして開けました。

人は見た目


両親には反対されました。


母親は自分でもガンガン開けている人だから、
まだ理解がありましたが、
女性が開けるのと男性がするのでは世の中の見る目は違うよ。
これから先、就職でも困るよ。
と、やんわりと制してくれました。


父親は、半ば呆れた目で見ました。
バカじゃないか、もう知らないからな。


ショックなことがあったのです。

東北大学法学部
東北エリアの文系ではトップクラスの偏差値を持つ大学。
意図してかしないかはともかく、この名前を出すと
「頭良いからな」「ついていけない」
と突き放される状況に立たされました。


逆に、東北大学という名前を出しただけで
信用されたり、評価が上がることも経験していました。


「中身が大事だ」
と色んなところで言われてきました。
それは真実だと思います。
ただ一方で、その中身を見てもらえるまでに、
肩書きやら、見た目やら、言葉やら、
そういう見た目で、何度も何度も門前払いを食らったこともまた、真実なのです。


それで、考えたのです。


これから先、ぼくはスーツを着て東北大学ですと言っていれば信用されるだろう。
「真面目さ」「頭の良さ」などを評価する人ならば。

しかし、その一方でそれを「距離」と見る人だったらどうか
自分はどうやって信用されれば良いのか。

その当時のぼくにはその上手い方法がよく分かりませんでした。


だから、開けたのです。ピアスの穴を。


一個だと、単なるカッコつけになってしまう。
やるなら徹底的に、2個開けよう。
だから、開けたのです。


案の定、最初見た目で
東北大学っぽくないね」「えーこういうやついるんだね」
と信用してもらえるようになりました。
そうして、自分を仲介として他の東北大生も紹介できるようになりました。
理解し合わなかった両者が理解し合う。
その学生がピアスを開けなくても、ぼくの2個ですむのです。


これがぼくのドレスコードでした。


面白いことに、個人事業をしているときに
わざとピアスをしてクライアントに会いにいくと
自分(女性)はピアスしているのに
「ピアスを外さないと仕事はしないです」という人さえいました。

ただ、次回以降外していっても、
もはや何を言っても信用がないように感じる対応をされました。


ドレスコードとはそういうことです。


見た目、言葉、立ち振る舞い、肩書き。
面倒くさいのですが、中身なんてそれが無いとほぼ見られません。
中身を使って何かに貢献すらできないのです。


今思えば、穴を開けて
馬鹿だなあと思うこともあります。
けど、それで正解だったと思うこともあります。


まあ開けたら開けたで、かっこいいなあとは思うのですけどね(笑)