人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

とても寂しかった。そのゼリーが。

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なんかさびしかったんです。
そのゼリーが。


駅のペデストリアンデッキで、見晴らしの良いときに
植木のところに腰掛けられるので、そこでご飯を食べる。

今日はサンドイッチ。
天気の良い日に外でサンドイッチを食べるのは、何よりの幸せで。

もぐもぐと横に目線をやると
そこにはスーツの男性の姿。


ああ、昼休みか、お疲れ様です。
それとも就活かな、お疲れ様です。

いずれにしても
お疲れ様です、とそう思う。

けど、何だか違和感を感じて。

男性は恐ろしいほどの背筋の良さで座り
しゃんとしたバックから取り出した
簡易食のゼリーをきちきちっと開ける。
そして背筋の良い体へと流し込む。
その手は、止まることなくパッケージを絞りきる。

息継ぎを、しないのだろうか。
僕はあっけにとられる。

ふーっと息を吐いたかどうか。

そうしたのもつかの間
スマホを出して、ピッチ良く画面をスクロールする。


すっと立ちあがり
行ってしまった。

僕がサンドイッチをひとかじりするか、しないか。


本当にお疲れ様なのです。

こういうお疲れ様のおかげで、僕は安穏とサンドイッチをかじっていられる。
サンドイッチを食べる時間が何とも言えない時間になりました。

僕は、なんかさびしかったんです。
あのゼリーが。