人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

「最近同じ人としか話していない」と思ったら読む本

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もうずいぶんしばらく前になるのだけど、夏場にあまり人と会って話ができていないときがあって。
そういうときに、ふと手に取った小説「阪急電車」を読みました。

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)


阪急電車よろしく、ぼくも電車に乗りながら読んでいました。
とても面白かったんですね。
この人と会っていない時期に読めて、とても良かったなと思います。

Scarecrow
Scarecrow / peter pearson

電車は、出会いを運んでくる

構成としては、駅ごとに乗っていく人がいたり、降りていく人がいたりして
そこでそれぞれの登場人物が、他の登場人物同士と出会って、いろんなことを考えていく。


本をきっかけに付き合い始める男女。
恋人に結婚を横取りされた女性。
おばあちゃんと孫。
ダメ彼氏と付き合う若い女性。
遥か年上の彼氏と付き合う女子高生。
初めて恋人を持つ大学生カップル。
おばさんグループから抜け出せない中年女性。


そういう人たちが、いろんな思いをもって電車に乗ってきて、
そこで慰め合ったり、一悶着あったりそして降りてどこかの生活に出かけたり、帰っていく。
これだけのことなのに、そこにはとても豊かな物語がある。
まるで自分も彼ら彼女らと一緒に電車に乗り合わせて、話を聞き、考え、気づく感覚です。



人の姿を見ること、話を聞くことは、感動だ

990418大屯山雲海
990418大屯山雲海 / Sanxia Yeh


ぼくらは、会社にいたり、大学にいたり、バイトしかしていないと
あまりごちゃごちゃ考えなくてもいいような毎日でストレスが少なくても済むようになって。
けど、どこかつまらないとか、味気ないとか、自分がしぼんでいく感覚になっていきます。
その理由は、新しい視点を手に入れていないからだと思うんです。


そうすると逆に、自分が全くもって新しい一歩を踏めていないストレスが溜まってくる。


これを脱出するカギかなとぼくが考えているのが
アハ体験ってあるじゃないですか。
この体験がいいなあと思うんです。


「アハ体験」っていうのは、
一時期、テレビのクイズ番組なんかで映像の一部が変わっていくのを見つけるのが流行っていたけど、あれに使われていた原理で、
茂木健一郎さんいわく
ニュートンが木から落ちるリンゴをみて万有引力の法則を発見したこと…
 これもアハ!体験だと言えるでしょう。
 人がアハ!体験をすると、0.1秒ほどの短い時間に、脳の神経細胞がいっせいに活動して、世界の見え方が変わってしまいます」
(改行著者)
とのこと。


ぼくなりに解釈すると、これって自分の周りを見て
「そうか、そういう見方や考え方があるな!」
と気づく感動体験だと思うんです。
水平線とか地平線とか山頂からの眺めって、見ると感動しますよね。
あれもそうかなと思っていて
世界が違う視点から見えた時に、「わあ、そんな見方もあるのか!」と感動して、何か気づく感覚になる。



こういう「アハ体験」を、「阪急電車」は人と出会いのない時期のぼくに贈ってくれました。
人を恨みすぎると身を滅ぼすこと、人に依存しすぎてはいけないこと、人と寄り添って生きていくこと……





内容でぼくが印象に残っているのは特に、
冒頭に出てきた征志とユキのカップルの息が合っているようで、ぎこちなく手探りしながら進んで行く感じを見ているのが好きでした。
あと、一見ダメダメなミサが、色んな人と交流する姿を見ていると、実はダメダメじゃない部分が見えてきたりして、人の面白さを感じました。
自分にぴったりのお友達を探す感覚で、「阪神電車」読んでみてはいかがでしょうか。


あ、最後に、阪急電車の線路のかたちを見ると実は…
答えは小説の中に書いていますので、ぜひ、ご覧になって下さい。
(それでもわからなかった方はSNSなどでぼくに聞いてください笑)



阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

DVDは、ぼくは観ていないですけど。


人生を、かっぽしよう
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