人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

花火ってそういうことなのかもしれない

エッセイ
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ぼくは、花火のときの「引力」の中にいるのが好きです。

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どーんと遠くの空で鳴り始めると

ある人は自分の家の窓から顔を出して、花火を見る。
ある人は隣のあの人と一緒に手をつないで見る。
ある人は、ひとりで見る。


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だれも何も言ってないのに、花火があがると、
まちが花火に向かって体を向ける。

花火をまん中に
まち全体がひとつのものを一緒になって見る。
だれかが号令したわけでもないのに。

そうすると感じるんです。
「ああ、ぼくはこの場所にみんなと生きてるんだなあ」と。
大げさですか? 僕もそう思います(笑)

けど、そう思わずにはいられないのです。

核家族がどうだとか、つながりを失ったとか、
そんなことが言われます。

確かにそうだろう、と思います。


ただ、それでも

どーんと大きくてきれいな花火が打ち上がる。
わーっと言って子どもが花火に走り出す。
笑って大人は追いかける。
ぼくはなぜだかそれに頬をゆるめてしまう。
それだけで、ひとつになる。
まちが、ひとつをともにする。


それは、変わらないんじゃないかと思うのです。


ひとりひとり、きっと感じていることは違うでしょうが
それでもその瞬間は見えるところで同じ光を見るんです。
同じ何かを感じるんです。


そういうことなのかもしれないな、と。
まちってそういうことなのかもしれない。
人と人ってそういうことなのかもしれない。
花火ってそういうことなのかもしれない。
と。