人生かっぽ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

円が彼女の縁になればいい

お金 エッセイ
follow us in feedly

よく知らない女性に300円を差し出しました。

駅前でいきなり女性に声をかけられたのです。


彼女は何も喋らずに手元の文面を見せてくる。
「署名と寄付をお願いします」


それから顔をまじまじと見ると、東南アジア系の顔をしている。
日本語を話すことができないらしい。


少しだけ顔を見つめてすぐさまペンをとって署名をして
財布からわずかばかりの募金をした。その額300円。

Skitch%20%E3%81%A7%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88

お礼なのか、団体の紹介カードをもらった。
後日調べてみるときちんとした団体ではあるらしい。


疑わなかったと言ったら嘘になります。
普通このエリアで募金をするときは許可がいるのです。


けど、そんなことを考えても仕方がない。
だから募金しました。


「寄付税」とでも言うようなことを
大学に入ってから課すようにしていました。


何かを購入したときに
レジに募金箱があったら購入額の1〜3%の金額を無条件で入れるんです。


そのときに、その団体がどうこうとかあまり考えません。


正直、ぼくに回って来たお金だって
回るべくして回って来たものもあれば
そうじゃないものもある。


例えばおごってもらうこともありますが
そのとき「お前はいつも頑張っているからな」
と言ってくださる方がいる。
正直そのとき頑張っているわけではなかったりするから
申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


だったらぼくが払う側の立場にたったときだって
同じでいいじゃないかと思うんです。
払いたいから払うよ、と。
ぼくがそうしたいんだ、と。


「自分の財布はいっつもあったかくしていないといけない」
「だってお金に余裕がなくなると、心にも余裕がなくなるから」
「心に余裕を持てる人になりなさい。そしたらあなたも施される」
高校入るあたりに母に教えてもらったことです。
だから母はぼくら兄弟の貯金には一切手をつけなかった。


お金に余裕を持った人が、心の余裕を使って
他の人の笑顔をつくることは
特権であって、義務でもある。と思う。


そして、そうやって誰かの笑顔のために
お金を使うとき
その1円は単なる1円を超えた価値になるんだと思うんです。


円が縁になるんだなあと。


1円を普通に使えばなくなるけど
誰かのために使うとその人たちのことが気になる。
気になって調べたりしていると不思議な縁を呼んでくる。
それがぼくの身を助ける。
そんなことはよくあることです。


最近はクラウドファンディングなんていう
社会投資の仕組みもあるけど
こういう考え方が根底にあるような気がします。


ぼくが女性に渡した300円。
どう使われてもいいけども
願わくば、誰かの笑顔を生んでいればいいなあと思います。