人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

拝啓 生まれてくる「あなた」という「幸せのかたまり」へ

家族 エッセイ
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本人は「ポエム」だと言っていたけれど、ぼくは「ポエム」だとは思わない。

わたしたちがとにかく絶対に願ってやまないことはたったひとつ。 それは、あなたに幸せになって欲しいということです。


515蓬莱の肉まん!_2
515蓬莱の肉まん!_2 / dreamcat115




aodrey.hatenablog.com



アオドリーさんのブログ、ずっと読ませていただいている。

購読途中から、アオドリーさんが妊娠していることを知って、
およそこの先妊娠するつもりのないぼくは、
そのリアルな言葉に関心を持って読んでいました。

どういう病院を選ぶか、リスクはあるのか、里帰りするか。


生み終わってから振り返って出した言葉とは違って、
アオドリーさんの言葉は、本当にこの先どうなるかわからないなかで、不安と希望に満ちていて。

だからこそ、読み終わったこちら側も揺さぶられる。




そして、今回の記事を読む。

今まで、いちばん、揺さぶられた。

まだ名前のないあなたへ


そう始まるこの記事は
いつものテイストとはまったく違う。
明らかにその言葉が向けられているのが、ぼくらではないことが分かる。

この先、生まれてくるだろう「あなた」に対して贈られたことばたち。


読み終わると、はちみつを少々ホットミルクに入れて飲み干したみたいな、じんわりとした気持ちが広がって、
多くの人に読んでもらいたくてシェアしたくなった。

けど、
なんだか安易にシェアして、がぶがぶとインスタントに読まれたくないな、
これはアオドリーさんの生まれくる子のために大事にしたいな、
とは思いつつも、
やっぱりこれは世界のだれしもの心にフィットするものだと思って、
紹介することにしました。



そういう意味で、この言葉たちはポエムではなくて。


ポエムっていうのは、
じぶん自身を「いい子いい子」となでるために発するものだと思ってて。
書くことで、まずじぶんが自身を「いい子いい子」して、
その後、それを読んだ人にじぶんを「いい子いい子」してもらおうという。

「ポエム」と「伝えること」
その違いは、「誰にどんな気持ちで向けているか」ということで決まる。


この言葉はアオドリー自身になんて向いてはいなくて。
きっと毎日お腹をさすりながら語りかけた言葉なのだろうなあと
いう、妄想。へい。




その人の名前は「幸せ」

lunch
lunch / snogglethorpe


この文章を読むと、ぼくらもこうして世の中に迎え入れられのかな、と思わせられる。





アオドリーさんは、この記事を生まれてくる子どもに語りかけているんだと思う。

けど

生まれてくる子(女の子)は、
姿も名前も決まっていない。



まだ見えないから、ぼくにも伝わってくるところがある。


たとえばこれが
名前を持って、姿形を持って、人生という時計の針が動き出したら
「目に見える誰か」
に語りかけている言葉に変わってしまって、
もしかしたらぼくには響かなかったのかなとも思う。


だれに話しかけているんだろう、
どうしてそれが響いてくるんだろう、
とここ数日なんども記事を読んで、考えていたら、
ふっと分かったことがあって。



幸せ


たぶん、「幸せ」という存在に語りかけているんだろうと思ったのです。


幸せ
という言葉が、元記事にはたくさん出てくる。


顔かたちも分からない「幸せ」という存在に話しかけていて
それはたぶん、ぼくらにもそういう「幸せのかたまり」だった時期がきっとあって、だから伝わってくるんだって。


本が読める子になってほしい。 やりたいことを見つけてほしい。 音楽や絵を楽しめる子になってほしい。 そんな願いはみんなささやかなことです。 そして、これらは全部大きなひとつの願い事に帰結します。 わたしたちがとにかく絶対に願ってやまないことはたったひとつ。 それは、あなたに幸せになって欲しいということです。

【ポエム注意】これから産まれてくる娘へ - Still Life

生まれる前と死ぬ直前、ぼくらは「かけがえのない存在」になると言われている。


育つほどに、社会のなかで過ごす時間が長いほどに
ぼくらは「社会的機能性」で語られる。

それはたとえば
ぼくらの人生や存在にどんな意義があるか、
ぼくらは誰のどんな役に立てるにか、
それに苦しみ、それに喜び、それに評価を受ける。


だから、生まれてくる前、生まれた直後に
「あなたはあなただからいいのよ」
という無批判な「かけがえのない存在」という、
「幸せの塊」、それはたとえるならば、マリオでいうところのスター状態だったことを忘れてしまう。

お母さんなりの幸せの定義は、「自分の人生が自分のものである」ということです。 どうかあなたの人生を誰のものでもない、あなただけのものにしてください。 そして、あなたの思う通りの人生を進めてください。

【ポエム注意】これから産まれてくる娘へ - Still Life

もし一致しなかったらすごく寂しいし、悲しいかもしれません。 それでもあなたの人生があなたのものであることのほうが幸せだと、お母さんは思いたいです。

【ポエム注意】これから産まれてくる娘へ - Still Life


母というのはすごい。
生むということはすごい。


だって
じぶんの中から生まれてきた幸せの塊を、最後は世の中へと送り出し、その手を離すのだから。
これは、逆立ちしても頭が上がらない。
ぼくはこれから生む予定がないから理解したくてもできないのだけど。


「お腹を痛めた子」
と女性が言うのを、「何をそんな大げさな」と思っていたけど、
こうやって文章を読んで、
ぼくも、まじまじとじぶんのお腹を見たり、さすったりしながら、
生まれるまではどんな状況でも、じぶんの体がじぶんの体じゃない感覚を、できる限り想像してみたら、
「こいつはすげえな」
とちょっと分かった気がした。



幸せのかたまりを迎え入れて、そして送り出す。

これは、すごいこと。



 ***


アオドリーさんのことばで、
じぶんが「幸せのかたまり」であることを再確認できたし
いまこうやってブログを書いてるわきでぎゃーぎゃー言ってる男子高生も、
幸せのかたまりなんだな、と思うことができて
世の中はすごいなあって、思う次第です。

最後に。 わたしたちのもとにやってきてくれてありがとう。 あなたに会えることをとても楽しみにしています。

人生を、かっぽしよう
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