人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

チャンスはね、2球無視してもいいんだよ

エッセイ
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喉が渇いて、缶コーヒーを買う。

そこにシールが付いてる。
「今ならカード1000円分などプレゼント!」

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ちらと見るけど、すぐに缶ボトルのフタに手をかけて、パキャリとひねって開ける。
コーヒーを飲んで、フタを閉じると、かばんにすぐしまう。

次の予定がある。
てくてくと歩き出す。



昔は。



気にしていたんだよなぁ。
ああいうシールみたいなものを。
なんて思いかえす。



「今度飲み会あるんだけど、行くよね?」
「ねえねえ、このイベント行かない?」
「ゲストめっちゃすごい人らしくてさ」
「一緒にこういう活動やろうよ」



大学2年生の頃から、ぼっちだった生活は少しずつ変わった。

それは、震災があったから。

震災をきっかけに始めたボランティア活動のおかげで、
そこかしこでいろんな立場の人とつながり、
Facebookの友だちは連日のように増え続ける。

イベントやら飲み会やら活動の誘いは見事に増える。


スケジュール帳はあっという間にいっぱいになって、
合コンをめちゃくちゃ開いていた頃のほうが、まだまだ暇なほうで。


それでもつながりは増え、イベントや人と会う機会は増えることはやまない。


嬉しくて、楽しくて、右から来たものを左に流すようにスケジュール帳に入れた。


そんな生活のリズムは、大学院1年生まで止まることはなかった。



何かを見過ごしながら生活しているのは、なんとなく感じていて。
けどそれがいったい何なのか分からなくて、かき消すように、時間を潰して。


ある時期に。
いろんなことが
家族に重なって。
ぼくにも重なって。
家族は泣いていて。
ぼくは知らなくて。
けどぼくは家族のそばにはいなくって。


そこで、気づく。
何を見過ごしていたのか。
言葉にすると、ありきたりっちゃありきたりなもんだった。



手放した。
チャンスみたいなもんを、
右から左に流すようにスケジュールに書き込んでいたものを、
右から左に受け流すようにした。


それまでチャンスみたいに見えるものは何でもいいから飛びついていて。
それが一体にしてじぶんにとって何のチャンスなのか分からないのに。


続けていたことをやめてみて、ほんとうに必要なことを見つめるようにしてみた。
そうして、やっとじぶんにとってのチャンスが何なのかわかってきた。



かっこつけてるけど、
極端なことをしないと気づけないし、かじも切れない。
単に不細工な生き方なんだと思う。



「チャンス」はいつだって、正義ヅラしてじぶんの前に現れてくる。
無視すると、まるで「損するよ」「人でなし」「意気地なし」とでも言うように、前を通り過ぎるのです。

そういうわけで、「せっかくだから」と迎え入れる。
「せっかくだから行こう」
「せっかくだからやろう」
「せっかくだから手にしてみよう」
そうやって、遠くを見つめる時間が、なくなる。


いいです。今はいらないです。

そう言えることも、立派なチャンスなのだと、やっとわかった。



「チャンスは2ストライクまで見逃してもいいんだよ」
と友人が酔っ払いながら言ってくれたことばを、今も忘れない。


ゆっくり。 ゆっくり。
自分の道先を、歩く。



人生を、かっぽしよう
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