人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

祭りは「そこにきみがいる」と教えてくれる

はたらく エッセイ 大学生活 イベント
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祭りって、一体にして何が楽しいのかが分かりませんでした。

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やっと楽しめるようになったのは大学を卒業するあたりから。
それまでは、楽しんでるフリでした。


大切なことに気づかせてくれたのは、ある女の子でした。


そもそも祭りについてうっすらと考え始めたきっかけ。
それは、学外で活動するようになって
様々な社会の方々と「イベント」をするようになったからです。


作りながら、一緒にイベントをつくる人たちについて
「どんな人生を歩んできたんだろう?」
「どうしていまここで働いているのだろう?」
こんなことを考え、こんなことを手を動かしながら話すのです。


そんな話をすると、ひるがえって
「じゃあ自分はどんな風に生きようか、はたらこうか」
そんなことを考えるようになったのです。


「祭り」
特にこの意味に、はっきり気づいたのはどこかの田舎町の祭りに行ったとき、
屋台で「いらっしゃいませ〜!」と声を出す小さな女の子を見たのです。


そして、あ、これは、と。
とてもぼくらがその場所に住む上で大事なことなのではないかと。



震災のとき
大きな揺れが来て、みんなが家の外に飛び出ました。
そのとき、久しぶりにこのまちの人たちを見た気がしました。


ああ、そもそもこのおじいちゃん生きてたんだ。
え、この人まだ地元に残ってたんだ。
そんなことを思ったのです。


いつの間にか
隣近所の人間が、一体何をしているのか分からない世の中に
なってしまったことに気づいたのです。



何かを楽しむにも家族ごと。
それが進んで自分の部屋でこと足りて
もっと進んで、自分の手のひらサイズで世の中が済んでしまう。
ひとりひとりが意識する世の中が物理的にどんどん小さくなっていく。
そのうち、押しつぶされてしまうんじゃないか。



祭りは、子どもも大人も一緒に作っていく。


そして、一緒に祭りを作りながら、色んなことに気づくのだと思うのです。
ああ、このおじちゃんはこんな人。
ああ、このおばちゃんはこんな人。
こんな仕事をしているんだ。
こんな風に笑うんだ。
こんな風に真剣な顔になるんだ。


ひとりひとりの、このまちでできることが見えてくる
「うまい魚は魚屋に任せとけ」
「消防士だから体力に自信はあるぞ」
「絵描きだから絵を描きますね」
そんな感じで。


今では「ボランティア」という名前に
その役割がどんどんとって変わられるけれども、
誰かのためのサービスではなく
ぼくらがまちを再確認するために、
そしてまちをぎゅっと濃縮して楽しむために
ぼくらは祭りをつくるのでしょうね。


世の中は、ここにある。
きみは、そこにいる。
それを意識するために。



そして、こちらのお祭りはぼくが一番その「つくる」を実感しているイベントです。
そもそもそこに無かったお祭り。
しかし、民間、NPO、学生
人と人とのコミュニケーションが生まれ
そこに生活することが生まれ
祭りを作ろう、となりました。

仙台に住む人はその生活を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

第8回イツフェス!~五橋公園グリーンフェスティバル~(2日間開催!) | Facebook
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