人生かっぽ

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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

佐藤ノート№40 〜布団と卵〜

佐藤ノート
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自分の部屋にこもって
布団を深くまで被る。
今年もまたこの日がやってきた。
さすがにこの日は
毎年集中できず
勉強は手に付かない状況になる。

合格発表

そこに自分の番号が
あるか
ないか
ただそれだけの出来事に
それまでに泣く、発狂するといった、
自分の経験してきた苦難は集約される。
合格発表に向かってやってきたのに
毎年、その日、その瞬間になると
その前に戻りたくはないけれど
その先は怖くて行けない。
こんな風に布団に潜ったまま
卵のように生きようか。


現役と一浪のとき
受かった時に
みんなに送るためのメールを考えた。
今思うと恥ずかしくなるような
感動を誘うメールだった。
しかし、それを送れなかった。

受かるとどんな気持ちなんだろう。
それだけが僕の受験人生で
ずっとくすぶっていた。

けれど、それはあっけなかった。
自分の番号を見つけ
「あった」としか言えなかった。
勝手に出た叫び声。
今まで出したことのないような
声だったと思う。
その後
受験番号を指差して
「あった」「あった」と泣き崩れながら
言い続けるしかなかった。
カッコつけの僕は
寸分もカッコつけることが
できなかった。

合格は思い描くほど
きれいな物語ではなかった。
模試がどんなに悪くても
精神的に参っても
抑えていた感情は
自分の番号があるという
たった一つの事実で
押し殺す暇もなく
とめどなく噴出した。


全てはこの一瞬のために。
僕らは一年を費やした。
待ち望んだ空を見るために
卵の殻を壊さなければならない。
そうしなければ
見えるのは
ただの殻の内側だけだ。




今日も素敵な一日でありますように。


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